商船三井グループ
商船三井の船旅 フェリー クルーズ 船旅Q&A 船旅通信 ニュース
船旅通信
船旅通信
HOME

カディス(スペイン)

ヨーロッパでも最古の都市といわれる、カディス。その発祥は紀元前11世紀にも遡り、アルファベットを考案した東方からのフェニキア人の手によってこの港町は誕生した。
その後、永い時のなかでカルタゴ、ローマ、アラブの民族が行き交い、15世紀には、コロンブスが新大陸へ向かう2度目の航海の出港地ともなった。
123次のページへ

カディス

MAPカディスには、他の都市より旅人の目を奪うものは少ない。
しかし、不思議なことに訪れた人々の多くは、こう語る。

「スペインで最も印象的な地、それはカディス」

人には誰しも、ちょっと気になる都市がある。もし機会があれば、いつかは訪れてみたいと考えている街がある。
そしてその町は、名だたる観光地では決してなく、心の地図上に静かにひっそりと佇んでいたりする。カディスはそうした町の一つではなかろうか。

旧市街一番の展望台「タビアの塔」から北東方向を望む。右手の黄色い丸屋根がバロック様式のカテドラル。 カディスの海岸から大西洋を望む。左手から海に向かって伸びるのは、サン・セバスティアン城。右手の城壁はサンタ・カタリナ城。干潮の海に残された無数のボートが、どこか歴史に取り残されてしまった港町の哀歓を漂わせる。

市の西海岸、ラ・カレタ海岸。海岸ではどこも釣人を多く見受ける。彼方に見えるのは、湾を挟んだコスタ・デ・ラ・ルスの町。
西海岸に面した「ヘノベス公園」。降り注ぐ陽光に緑が滴るよう。公園の海に面した道は「サンタ・バルバラ散策路」と呼ばれ、そぞろ歩きには最適だ。
市庁舎前に広がる「サン・フアン・デ・ディオス広場」は旧市街の中心。
”大西洋に向かって振られる白いハンカチ“。 イベリア半島から伸びた細長い砂州の先に広がる5弁の地形から、カディスはかく表現される。腕に相当する部位が発展する新市街。ハンカチにあたる部分が、さまざまな歴史の記憶をとどめる旧市街となっている。

ジブラルタル海峡の東に広がるコスタ・デル・ソル(太陽の海岸)」が、 どこか正装した余所余所しさを覚えるリゾートなのに比べて、海峡の西海岸コスタ・デ・ラ・ルス(光の海岸)の町々は、同じ紺碧の空と海に囲まれながらも普段着の飾り気のないスペインを感じさせてくれる。

旧市街はことのほか小さい。両端の距離が2キロ程度。港は旧市街の一角に位置する。散策の舞台としては格好の町だ。

世界のどの町でもいえるように、都市の歴史と素顔に触れるには旧市街に足を踏み入れいるのが一番だ。優雅な建物や洒落た広場が点在する旧市街は、この町が交易によって繁栄の頂点を極めた18世紀に整備された。

それにしても、まるで折詰め弁当のように、わずかな地域にぎっしりと建物が詰め込まれた感のある旧市街。バロック様式の大聖堂と輝くドームのカテドラル、ムリーリョの祭壇画のサン・フェリペ・ネリ教会、フェニキア人が遺したコレクションの博物館。市街が一望に見渡せるタビアの塔、庶民の活気がみなぎるメルカード(市場)。 いくつかの目的地を訪ねながら、昼間でも陽射しが届かないほの暗く狭い道の探索は、旅の醍醐味の一つでもある。

旧市街から海岸通りに出ると、世界は影から光へ一変する。美しいビーチや緑眩しい公園が続く。港と旧市街を挟んで反対側にあるサン・セバスティアン城や、サンタ・カタリナ城まで、どんなにゆっくり歩いても小1時間あれば十分だ。

眼前は大西洋。かつて多くの船乗りたちが黄金の国を目指して帆を揚げ、そして見た風景が果てしなく広がっている。

「タピアの塔」から西方、大西洋側を望む。中央、海に突き出てているのがサン・セバスティアン城。 狭い道が縦横に走る旧市街。中に入ると空は急激に小さくなる。
16世紀末に要塞として建てられた、サンタ・カタリナ城。 旧市街の「メルカード」(市場)の魚売場は、カディスならではの豊富な魚介類と市民で賑わう。 午後の時は静かに流れて。花屋のご主人もシエスタの真っ最中。
123次のページへ
このページの先頭へ
このサイトについて サイトマップ
Copyright(C)2007 Mitsui O.S.K.Lines All right reserved.