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秋の旅路 −松山−

文人たちが訪れた秋の旅路 −松山−
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松山

翌日、2006年4月22日にオープンした「坊っちゃん劇場」に。こけら落としはジェームス三木さん脚本・演出のミュージカル「坊っちゃん!」。これは松山の視点でつくられた「坊っちゃん」。漱石の原作を読んでからでもおもしろいが、読んでいなくても腹の底から笑えるのがいい。坊っちゃん劇場支配人の山川龍巳さんは「これからは愛媛の坊っちゃん劇場から四国の坊っちゃん劇場になりたい」と言い、坊っちゃんを皮切りに四国にまつわる新しい演出をこれからもどんどん仕掛けていくそうだ。さらにこんな壮大な夢を語ってくれた。
「今年(2006年)は坊っちゃん百年ですが、これをきっかけに百年後には文化・観光で立つ、今とは違った四国を見せられるといいですね」

【坊っちゃん劇場】
愛媛県東温市見奈良1125 TEL:089-955-1174
松山からクルマで30分ほどの東温市「レスパス・シティ」(ショッピングセンター・レストラン・利楽温泉などの商業複合施設)にできた西日本初の常設劇場。日本では珍しいイーサーサウンドシステムを導入し音響効果もバツグンによいだけでなく、韓国語・中国語・英語の音声ガイドシステムもあって四国を世界にアピールする視野の広さも持つ。
劇団わらび座ミュージカル「坊っちゃん!」は地元の人だけでなく、松山を訪れる旅行客の評判も上々で、4月には4%だったのが7月には入場者の40%を占めるようになった。今後は東京をはじめ全国公演も決まっている。観劇+食事+利楽温泉入浴=4,800円〜というお得な「観劇セット」にも感激だ!

脚本家のジェームス三木さんいわく「坊っちゃんが書かなかった真実を、松山中学の生徒の視点であぶりだす趣向にした」のがミュージカル「坊っちゃん!」。漱石先生も知らなかった真実を、ぜひ「坊ちゃん劇場」に足を運んで見てみよう。

そして……「おれはこの不浄な地を離れた。船が岸を去れば去るほどいい心持ちがした。」と漱石は書いたが、それから百年たった今、こう書き改めたい。

僕はこの希望の地を離れた。船が岸を去れば去るほど、離れがたい心持ちがした。

松山市内地図
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