苫小牧から車でおよそ3時間、北海道のちょうどへそにあたる部分に富良野はある。
まず訪れたのは、早咲きと遅咲きの2種類の畑があるので6月下旬から8月上旬(※期間は年によって変わる)までじっくりラベンダーを見ることができる「ふらのワイン工場」。工場で生産されるふらのワインは、十勝に次いで道内2番目の歴史を持ち、品種も豊富。富良野自慢の特産品だ。
特産品といえば美味しいふらの牛乳も忘れてはならない。そして牛乳からできるチーズやアイスクリームも絶品だ。「富良野チーズ工房」で作られるワインチェダーは日本唯一のワイン入りチーズ。富良野自慢のワインとチーズが奏でるハーモニーはまさに絶妙!
実は富良野の野菜生産量は日本屈指ということをご存じだろうか。そしてニンジンから「ふらのジャム園」で美味しいジャムを作り、道内でもトップを争う生産量のタマネギ、そしてジャガイモなどから富良野カレーが生まれた。特にとことん富良野の素材にこだわったオムカレーは新しい富良野の顔になりつつある。
こうした農業や牧畜を土台にして観光が成り立っている。それが富良野であることに気付く。そして「北の国から」シリーズの根底にはその発想が貫かれており、そのエッセンスを富良野の魅力として全国に伝えた作品だということにも気付かされるのであった。
「北の国から」の舞台となった麓郷(ろくごう)。ドラマでも幾度となく登場した素晴らしい風景を一望できる展望台のそばに「アンパンマンショップ」がある。ここは「アンパンマン」の作者やなせたかしさん直営の店としては日本にわずか2つしかないショップのひとつ(1号店は東京)。チーフマネージャーの西尾悟さんは東京出身の元ライダー。若い頃はよく「さんふらわあ」に乗って北海道をツーリングしたとか。そんな西尾さんが富良野に転職移住してきたのは30歳を過ぎてから。
「富良野に移った決め手となったのは、やはり風景、食べ物、そして人。すべてがやさしい、いわばやさしい空間だったからです」(西尾さん)
富良野はまさにぬくもりの大地。あなたも「さんふらわあ ふらの」で、ぬくもりの大地に行ってみませんか。

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